カメレオンマン4℃12ラボ

カメレオンマン4℃12ラボ所長 https://chameleonman412labo.com/ 年下(次世代)や弱者ために少しでも良いボールを渡したい…

「臨機応変」という言葉でわかる良い組織とダメな組織

起立!気を付け!礼!

よろしくおねがいします!

どうもカメレオンマン4℃12です。

「その名前何やねん!?」って思った方は↓を参照してみてください

今日は、臨機応変」という言葉の使い方でその組織が「良い組織」か「ダメな組織」か分かるよね!ってお話です。

学校関係者に関わらず、一般企業含めて全ての人に関わる話だと思います。

4分程度で読み終わるはずなので、よろしければどうぞ。

臨機応変」ってなに?

「goo辞書」さんに聞いてみると、

臨機応変」:状況に応じた行動をとること。場合によって、その対応を変えること。▽「臨機」は事態にのぞむこと。「応変」は変化に応じる意。

ってことですが、この言葉が使われる場面としては

「不測の事態が起こっても、冷静になって落ち着いて行動する」

というように、プラスの意味で用いられることが多いと思います。

例えば、「臨機応変対応を心掛けてください。」とか

臨機応変行動のおかげで助かりました。」とか…

 

「じゃあ臨機応変って言葉がたくさん出てくる組織は、想定外の出来事が起こっても落ち着いて対応することができるってことやから、良い組織ってことですよね?」

って思うかもしれませんが、ここにめっちゃ危険な落とし穴があります。

もう一歩踏み込んで、その臨機応変」の正体を暴く必要があります。

お前は本当に「臨機応変」なのか!それとも・・・)

臨機応変」という言葉の正体

ということで、

ここで、ある学校現場のワンシーンを見てもらいたいと思います。。。

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<入学式会場の入り口にて>

教員A:「本日は誠におめでとうございます。」

保護者A:「ありがとうございます。・・・あ、あの~、すみません。」

教員A:「はい?どうかなさいましたか?」

保護者A:「すみません。スリッパ持参って指示があったと思うんですが忘れてしいまして・・・」

教員A:「あ~、なるほど。分かりました。え~っと…B先生!予備のスリッパ持ってきてもらってもいい?」

教員B:「はい!わかりました!でもスリッパってどこにあるんですか?」

教員A:「ん~俺もわからんな~。教頭先生は知ってるかな?とりあえず、聞いてみて!」

<入学式会場のトイレ付近にて>

保護者B:「あ、すみませ~ん。女子トイレが混んでて、このままだと式の開始に間に合わないと思うんですけど、どこか別の場所ないんですか?」

教員C:「えっと~。少々お待ちくださいね。。。D先生、どこか別のトイレってありますかね?」

教員D:「ん~。じゃあとりあえず、○○棟の1Fに案内してみます?」

<入学式終了後>

校長:「え~、教員の皆さん。本当にバタバタでしたが、皆さんの臨機応変な対応で無事に素晴らしい入学式を行うことが出来ました。お疲れ様でした!」

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学校現場に限らず、このような場面に遭遇した人は少なくないはずです。

この校長の「臨機応変」って、ホンモノの「臨機応変ですかね??

実際、僕が学校現場で聞いた臨機応変のうち、ホンモノの「臨機応変」はわずか3%程度です。(カメレオンマン4℃12教育研究所調べ)

じゃあ、残り97%のニセモノの「臨機応変」の正体は何なのかというと…

そうです。

「準備不足」

だったんです。

だって「入学式」って毎年実施しますよね?…「マニュアルを作って、実施後に反省を行い、改善する」というサイクルが出来ていれば、そんなものに「臨機応変」の余地なんかほとんど残されていないはずなんです。

もちろん、どんなに改善を重ねても、毎回改善点は出てくると思いますが、毎回同じミスをしたり、同じところでバタバタするのは「臨機応変」でも何でもなく、ただの「準備不足」だと僕は思っちゃいます。

しっかりとした「準備」の上にしか「臨機応変」は成立しないんですね。

整理すると・・・

良い組織:「準備」⇒「臨機応変
ダメな組織:「準備不足」≒「臨機応変

ということになります。 

特に管理職や上司が「準備不足」に目を向けず「臨機応変」という言葉を乱用している組織は危ないよ!っていうお話でした。

臨機応変」という言葉はダメな組織を見つけるリトマス試験紙

まとめ

ということで、今日のお話をまとめておきますと、

臨機応変」って言葉って良い意味で使われがちだけど、それって本当に「臨機応変」なの?「準備不足」と履き違えてないか、よく考えよう!

ということでした!

こういうダメな組織(管理職・上司)にはどのように対応すればいいかについては別の機会にお話したいと思います。

では、本日はここまで。

起立!気を付け!礼!

ありがとうございました!

#準備 #準備不足 #臨機応変 #組織

「カメレオンマン4℃12」な教育者に…

教育者として年下、弱者ために少しでも何かを残せればということで…

伝えたいことの備忘録として書き留めていくことにします。。。 

万が一、僕の声に少しでも耳を傾けてくれる人がいれば幸いです。

※この記事は自分自身が「自分を整理する」ために書いている記事なので、読者を想定したものにはなっておらず、長文になっています。すみません。(そもそもいないのは知っている…)

ということで、僕が理想としている

タイトルの「カメレオンマン4℃12な教育者」に含まれている4つの理念ついて書かせて頂きます。。。

①「カメレオン」な教育者

「カメレオン」みたいな教育者って何??

って思うかもしれませんが、大きく3つ理由があって・・・(一つ目の「カメレオン」に3つもあるかい!)

「体色の変化」「目」「舌」の3つなんですが・・・

「体色の変化」は有名なところだと思います。相手や状況など「環境」に合わせて適切な判断が出来る教育者でありたいなと。。。

「目」について、カメレオンは左右の目を別々に動かしてほぼ360°見ることできると言われています。それくらい視野の広い教育者でありたいなと。。。

「舌」について、カメレオンは体長の1.5~2倍の長さの舌を持ち、猛スピードで舌を伸ばして獲物を捕らえると言われています。教育において非常に重要な「ここぞ!」というタイミングに適切にポイントを捉えられるような教育者でありたいなと。。。

僕は虫とか苦手なので、もしカメレオンが近くにいても絶対に触れません笑

ラプンツェルに出てくる「パスカル」なら触れる(カワイイ!)。。。

#カメレオン #体色変化 #目が別々に動く #狙った獲物は一瞬  #パスカル 

 

②「スパイダーマン」な教育者

「カメレオンマン4℃12」の「マン」についてですが・・・

これは「スパイダーマン」から来ています笑 (ウルトラ「マン」でもええんやけ!)

これは何かというと、あの有名な映画「スパイダーマン」とても有名な言葉なので皆さんご存じかと思います。

ベンおじさん(Uncle Ben)のセリフで

"With Great Power Comes Great Responsibility"

「大いなる力には大いなる責任が伴う」

というものがあるんですが、ほんまにステキな言葉だと思うんです。。。

「教育者」という立場になるとき、想定する相手よりも「知識・技術」を有していることが多くなると思いますが(相手が「子ども」に限らず)、「自分はあいつより優れている」とか「あいつはダメだ」というのではなく、もしその思うのであれば、その「相手に手を差し伸べられる教育者」でありたいなと。。。

確かフランス語で「ノブレス・オブリージュ(高貴なる義務)」という言葉がありますが(英語でいうと、noble obligationですかね!?)

力のある人が年下や弱い人に手を差し伸べるのは優しい社会を迎えるためには「義務」ではないかなと思ったりしています(もちろん、「ノブレス・オブリージュ」という言葉の捉え方は様々なのは承知の上です)。

#スパイダーマン   #With Great Power Comes Great Responsibility

 

③「4℃」な教育者

これも有名な話かもしれませんが

「4℃」は水の温度を指していて、水は「(約)4℃」の時に最も密度が高くなるという性質を持っています。

生物にとって不可欠な「水」のような存在の教育者でありたいなと。。。思うと同時に、さらにその中でも最も密度の高い「4℃の水」のような教育者でありたいなと。。。

ちなみに、ジュエリーブランドの「4℃」やアニメ制作会社の「Studio4℃」もこの「水」の温度に由来しています(僕は結婚指輪を「4℃」で購入しました)。。。

#4度 #氷の下の安息の地 #密度の高い人間に  

 

④「No.12」な教育者

最後に「No.12」についてですが、これは僕が好きな「サッカー」に由来しています。

皆さんご存じ「サッカー」というスポーツは「11人対11人」で行うスポーツで、選手たちのパフォーマンスを支える「サポーター」をよく「12番目の選手」のように呼んだりします。

僕は小学校4年生から現在までずっと「サッカー」に携わってきているのですが…

小学校6年生のときの「自分がつける背番号を選ぶ」という場面で、みんなには人気のない「12番」を選んだことを今でも覚えていて…(やっぱりエースは10番 FWは9番・11番 DFは4番・5番かな~)

その時考えていたことが何かと言うと

「12番」って「謙虚・献身」を表す番号だな~

ってことで、自分はレギュラーとして試合に出させてもらっていましたが、一緒に試合に出ているメンバーや出ていないサブメンバーのことのために「支えられる」選手でありたいな~ということを考えていました。

その当時の想いは今でも変わらず・・・

そんな「謙虚・献身」の精神を備えて努力し続けられる教育者でありたいなと。。。

#12番 #サポーター #謙虚 

 

最後に「教育はラグビーだ」と言った先輩の言葉を引用して・・・

「前(上の世代)にボールは投げられない。自分より後ろ(年下、次の世代)に少しでも良いボールを投げられるように」

「カメレオン4℃12」な教育者を目指して・・・